ものづくりを支える事業

「高精度」×「高生産性」で、
世界のものづくりを支える

研削盤が担う「仕上げ」の加工。
それは、あらゆる部品の製造における「最終工程」、
いわば、ものづくりで最も重要な工程のひとつです。
太陽工機は、独自開発の「立形研削盤(たてがたけんさくばん)」を主力とし、
日本はもとより、欧米、欧州、アジアなどを舞台にグローバルな事業を展開。
「高精度」と「高生産性」を追求する当社の技術は、
世界のものづくりの発展を支えています。

工作機械とは

機械を生み出す「マザーマシン」

工作機械とは、金属やプラスチックなどの材料を削ったり形を整えたりすることで、材料を特定の形状に加工する機械です。他の機械を作る機械であることから「マザーマシン(母なる機械)」とも呼ばれています。

スマートフォンの小さな精密部品から航空機の大型部品まで、あらゆる製品の製造に活躍する工作機械は、近年ではIoTやAI技術を活用した自動化により、製造現場の生産性向上を実現しています。

研削盤とは

部品作りの最終工程である「仕上げ」を行う工作機械

「研削盤(けんさくばん)」は工作機械、すなわち「部品を作る」ために使われる機械の一種です。

工作機械は、金属や樹脂などの材料に切削、研削などの加工を施して、必要な形状や大きさの部品を作り出す際に用いられます。その中でも研削盤は、切削加工で形作った部品の表面をなめらかに仕上げるなど、主に部品製造の最終工程を担っています。

研削盤は、他の工作機械の中でも極めて高い加工精度が求められる機械なのです。

太陽工機の立形研削盤

高さ4mを超える大きな機械で、食品用ラップの厚さよりも薄い単位での微細な加工を実現

太陽工機は、研削盤の中でも「立形研削盤(たてがたけんさくばん)」と呼ばれるタイプの研削盤を業界で初めて開発したメーカーです。

従来型である横形研削盤は、加工の対象物を水平方向(橫向き)に取り付けるのに対して、立形研削盤では対象物を直立させて(縦向きに)取り付けます。これにより、加工時のセッティングがしやすく、さらに「真円度1μm(マイクロメートル、1/1000mm)」の精度、すなわち食品用ラップの厚さ(1/100mm程度)よりも薄い単位の精度で加工を行うことができるのが特長です。

太陽工機の立形研削盤の多くは人間の背丈よりも大きく、中には高さ4m以上の巨大な機種もあります。

※ 真円度とは「円形形体の幾何学的に正しい円からの狂いの大きさ」(日本工業規格 B 0621-1984)のこと。ここでいう「真円度1μm」とは、ワークが1/1000mm以内の誤差で円形に加工されていることを意味します。

より詳しく知りたい方はこちら

活躍する分野

スマホから航空機まで、あらゆる製品の「重要部品」製造の現場で活躍

太陽工機の立形研削盤は、小さなものから大きなものまで、また、身近な産業からスケールの大きな産業まで、幅広い産業分野で重要な部品を作る際になくてはならない存在です

例えば、航空機のジェットエンジンや自動車のエンジン部品、スマートフォンなどの精密機械の中核を担う部品に至るまで、その製造現場では私たちの立形研削盤が活躍しています。

安全性、耐久性、エネルギー効率性などにおいて厳しい基準をクリアしなければならない重要部品の加工。この難しい要求に応える太陽工機の立形研削盤は、日本のみならず、欧米、欧州、アジアなど、世界各地の幅広い産業分野から厚い信頼を得ています

私たちの技術は、普段の生活では目にすることはありませんが、高品質なものづくりの土台となっているのです。

提供するサービス

お客様の要望に合わせた、オンリーワンの研削盤を提供

私たちは、国内外のあらゆる産業分野のお客様からご依頼をいただき、お客様ごとに「世界に一台の機械」を提供しています

加工部品の種類、求める精度、加工速度など、その要件は様々です。

そこで、太陽工機では、標準モデルのカスタマイズと新規開発のどちらにも対応。本体の色から、基本性能、機構設計、電子回路、制御システム、プログラム、さらには自動化やIoTのシステムまであらゆるご要望を考慮し、お客様のニーズに応じた機械を作り上げます

また、近年は少子高齢化による人手不足や働き方改革の流れを受け、製造現場の自動化・省力化が急務となっていることから、工場の自動化に適した立形研削盤の開発にも力を入れています

お客様の課題を的確に把握し、「高精度」と「高生産性」の両立を実現することで、世界のものづくりに貢献しています。